国産エフェクターメーカーの雄BOSSのマルチエフェクター『GT-100』を紹介したいと思っていたのですが、LINE6のPOD HD500の方が良い気がしてきたのでありのままに書きます。
BOSS GT-100 製品紹介:
【BOSS GT-100】
最新カスタムDSPと飛躍的に進化したCOSMテクノロジーによる革新的なオリジナル・アンプを搭載。ユーザー・インターフェースも一新したBOSSフロア・マルチ・シリーズのフラッグシップ・モデル。
2012年3月頃発売。
LINE6 POD HD500 製品紹介:
【LINE6 POD HD500】
秀逸な表現性と誰もが体感できるタッチレスポンス、無比のウォームなサウンドとフィーリングを備えたHDモデリングは、従来のスタンダードを過去のものとします。
2010年10月頃に発売され、2013年8月頃に後継機種HD500Xが発売されています。
2機種とも各メーカーのマルチエフェクター・アンプシミュレーターのフラッグシップモデルです。
デモ動画・試聴:
【楽器流行通信 BOSS GT-100】
イシバシ楽器が制作しているデモ動画で、BOSS(ローランド)の担当者が解説をしてくれており、非常に分かりやすいです。
デジタルアンプをCOSM(コズム)技術
ハイゲインなスタックサウンド(マーシャル?)、コンボアンプのクランチ、ナチュラルなクリーンとオーバードライブ、コンプレッサーとワウペダルの組み合わせ、Fenderのツインリバーブを意識したクランチ、ハイゲインなR-FIERリード(ケトナーあたり?)、ディレイ、飛び道具系(BOSSのPS-6とElectro HarmonixのFreezeを合わせたような音)が試聴できます。
また、動画の後半ではエフェクターの接続順序などの設定方法が説明されています。最後にギタリストのミサワマサヒロさんの演奏が。
印象としてはかなり良い感じですが、5万円近くすると思うとちょっとコスパ悪いような気がしてきます。
ちなみにライバル機種のLine6 POD HD500は後継機種のHD500Xが発売された関係なのか41800円まで値段が下がっています。(2013年11月30日現在)
【BOSS GT100 vs POD HD500 by Suhermanto Harsono】
このGT-100とHD500の比較デモ動画では下記の6つのセッティングを聴き比べる事ができます。
- クリーントーン
- クリーン+ディレイ
- クランチ
- クランチ+ディレイ
- ハイゲイン
- ハイゲイン+ディレイ
HD500の方がより太くて本物のエレキギターとアンプっぽいザラつきが感じられます。GT-100も一定の水準を超えた良い音だと思うのですが、HD500を聴くとおもちゃっぽく感じてしまう部分がありますね。
どちらがリアルかと言えば明らかにPOD HD500です。しかも値段が安い。よほどGT-100の方が扱いやすいとかでないとこの価格差は埋め切れません。はっきり言って自分が買うとしたらHD500です。
【LINE6 POD HD500】Amazonの口コミ・評判・レビューまとめ
良い点:
・過去のPODシリーズより生アンプ感がある(音の解像度が向上)
・エフェクター同時使用は8種類
・重量感があり足元で安定する
・ピッキングニュアンスや音の重圧感が従来のアンプシミュレーターとは出来が違う
・電源アダプターがコンパクト
・PCアプリ「POD HD500 Edit」でサウンド設定が可能
悪い点:
・適当なセッティングでは良い音は出ないかも
・今までマルチエフェクターを使ったことがない人は使いこなすのが難しいかも
・エフェクターは8種類中4種類はフットスイッチでオンオフ可能だが、残り4種類は操作できない固定エフェクター
・大きく重たい(長所でもあります)
・発売間のない頃は説明書が英語(※日本語の取扱説明書がLINE6公式サイトで公開されています。
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※2017年現在、LINE6のマルチエフェクター・アンプシミュレーターのフラッグシップモデルはHelix、BOSSはGT-1というモデルになっているようです。